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平成25年度 決算特別委員会 ≪カーリングの普及振興≫

dscn5428[1] 私が生まれ育った月寒に、全国初の通年型のカーリング場「どうぎんカーリングスタジアム」が完成してから、1年ほどがたちました。
地元の市議会議員として、私は、カーリング(場)の普及振興についてや、そのすそ野を広げるための子どもへの対応についてを質問し、追い続けてきました。

徐々に、無料体験会などでカーリングの楽しさを体感した方々も増えてきているようで、11月17日には、豊平区のキャラクターの名前をつけた「こりんとめーたん杯カーリング大会」も開催されます。また、日本代表となった北海道銀行フォルティスの選手は、練習できる環境(スタジアム)の存在が大きかったとの言葉をインタビューで残すなど、この短い時間の中で、カーリングという競技が、そして、施設が少しづつクローズアップされてきているように思います。
地下鉄駅の月寒中央駅には、ロゴや地元チームのフォルティウスの選手パネルが飾られるなど、カーリングが地域活性化にもつながってきています。

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この度の第3回定例市議会代表質問において、我が会派の飯島議員による「札幌冬季オリンピック、パラリンピックの誘致に向けて、具体的にどう取り組むのか」との再質問に対して、市長は、誘致についての調査費の予算の計上をすることを答弁しました。 しかしながら、これで、一気に誘致に向けて動ける状況が札幌の地にあるかというと、まだまだ課題は多いと思います。
そこで、決算特別委員会において、札幌冬季オリンピック パラリンピック開催誘致をみすえ
てのカーリング、さらには、ウインタースポーツ振興について質問いたしました。

 まずは、カーリングについてですが、昨年9月から今年8月までに、4,749名が
カーリング体験や技術指導を受けており、その内、523名が観光客向けの体験
会への参加者数との市からの報告があり、ある程度、カーリングに触れる機会を
提供できたのでないかと、市は考えており、私も、この点については一定の評価をしております。
しかし、子ども向けの事業としては、無料体験会にはこの1年で338名の参加にとどまり、さらに深く
技術などを学べる「教室」には、134名の受講にとどまっています。
市も、競技団体との連携協力など、環境づくりをいろいろと模索しているようです。
「子どもタイム」などを設け、その時間には、元オリンピック選手の指導が受けられるなどの内容
で、まずは、カーリングを身近なスポーツとして親しむ機会の創出を求めました。

 

ここに、スポーツ実施率についての調査資料があります。
札幌市のスポーツ実施率(成人が週1回スポーツをした割合)は平成15年30,7%、平成24年
にはその比率が41,2%と上昇しています。 しかしながら、これがウィンタースポーツに限定する
と、成人が年1回ウィンタースポーツをする割合が平成18年13,0%が、平成24年には11、7%と
減少しています。
これは冬季オリンピック パラリンピック開催地を目指す都市としては、さびしい数字であり、
誘致のためには盛り上がりが必要と考えます。

札幌市で育った子ども達が、選手として開催地札幌で躍動する… そんな夢を描く方も多い
のではないでしょうか。 次世代を担う子ども達についてはどうなのでしょうか。
現在の小学生は忙しく、また、冬になると屋内に閉じこもる札幌の子ども達が多いようです。
市でも、子ども達へのすそ野をひろげていくことが重要であると認識しており、アスリートによる
出前授業の実施など子どもを対象とした事業を実施しています。
「札幌市スポーツ推進計画」では冬季スポーツ国際大会誘致など世界のトップレベルを身近に
感じる、ウインタースポーツに親しむきっかけづくりにとりくんでいきたいとの答弁でした。

札幌で、2015年には世界女子カーリング大会が、2017年には冬季アジア大会が開催されます。
世界に会いにいきましょう。