市内の2歳女児が衰弱死し、母親とその交際相手が傷害容疑で逮捕された事件を受け、
所属会派の札幌市議会自民党議員会は秋元市長に要望書を6月11日に提出しました。
この「緊急要望」では、実態解明はもとより、人員体制の強化、専門性の向上、地域
や関係機関との連携強化ついての早急な改善策を講じるよう強く求めました。
昨今、児童虐待はきわめて深刻な社会問題となっており、平成29年度には年間13万件を超えて
います。札幌市でも平成25年度からの5年間で児童虐待として通告を受け付けた件数は1,5倍に増えています。
平成27年7月1日から、
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」という覚えやすい3桁の番号になり、すぐに匿名での通告や子育ての相談ができるようになりました。もちろん、内容は秘密厳守です。
(その翌日には、自民党女性局が全国一斉に啓発活動を行い、札幌市では赤レンガテラス前で呼びかけました。→こちら)
今回も地域住民からの通告はありましたが、そこからの動きが止まってしまいました。
これでは救えるはずの命も救えなくなります。
母親も子どもも地域とつながり、切れ目のない支援を受けられる体制づくりが求められていると
ともに、それらの情報がすべての親に届くことが必要です。
幾度となく、児童相談体制の整備・強化の重要性について議会では指摘がなされてきましたが、
もう、待ったなしです。