ご存じの方も多いかもしれませんが、私は地元の商店街に生まれ育ち、今もその商店街に身を置いております。
『商店街』は、町内会と同様に「地域コミュニティの重要な担い手」です。
商店街のにぎわいは、地域力そのものー。
高齢者や子どもたちの見守り、防災防犯や美化活動などその地域に住む方々に有形無形に利益をもたらしてくれている、と私は思っております。
いわゆる地域単位の「まちづくり」は、町内会と商店街が相互に作用し、協働作業で成り立っています。
7月から8月にかけて行われる各地域の「夏まつり」、また神社の例大祭などもその一つかと。
☝7月16日、開催された『フェスタつきさっぷ』の様子
一方で、まちづくりを担う「商店街」組織にも、会員減少に伴う人手不足や高齢化、専任の事務局員がいないなど活動のための組織基盤の脆弱化が進んでいる現状があります。
(投稿が遅くお詫び申し上げますが…)7月11日、最終日であった第二回定例会で示された令和5年度札幌市一般会計補正予算の主な項目である「経済」施策の一つに、この商店街の活性化、組織基盤の強化が盛り込まれており、議案審査特別委員会において質問にたちました。
今回、商店街活性化関連費~商店街基盤強化事業、その中でも、別名 ‶商店街応援隊派遣事業″が 新規事業として予算化されたことは、私が以前から働きかけてきたことなだけに(私は、初当選直後の議案審査特別委員会において、商店街の担い手不足や事務局の脆弱化による不利益等を補完すべく支援が必要と申しました。)札幌市ではこれまでも、商店街に対しての様々な事業や制度による支援を行ってきておりますが、商店街によっては必要な事務的作業を担う人材がいない、商売の傍らではその時間がとれない等の切実な声をお聞きしてまいりました。魅力発信のためのweb制作や新商品開発など自主的かつ新たな取り組みの立ち上げとなると専門的な知識も要し、なおさらです。
商店街のニーズに合わせた「専門家」を「応援隊」として商店街に派遣し、その取り組みを支援していこうというこの事業ですが、
応援隊となる専門家は?
商店街によって異なるニーズと、どのようにしてマッチングしていくのかなど、本当の意味で役に立つ支援になるための質疑をいたしました。
この派遣事業のモデル事業となるのが、神戸市で平成27年より実施され、一定の効果を上げております。
神戸市でのアンケート結果では、期待以上あるいは期待通りの支援であったとの回答がほぼ9割を占め、次年度もまた利用したいとの多くの声があがっております。
利用した支援内容として、補助金等の書類作成、魅力発信(チラシやweb)の支援、イベントの運営支援などです。
神戸市の状況はこちらから。
必要とされているところをシッカリ支援していく、「ニーズとのマッチング」が非常に重要であると考えております。今後も商店街の中からの声を大切に、市に届け繋げる役割を果たすべく働いて参ります!