REPORT活動レポート

カテゴリー: メッセージ

あれから3年・・。

2018年(平成30年)9月6日、午前3時7分、胆振東部地震が発生しました。
布団から飛び出し、揺れに驚きながら、テレビをつけた方も多かったのではないでしょうか。
多くの皆さまが被災され、その後、想像もしていなかった「ブラックアウト」。
私たちは日常生活を取り戻すまで、かなりの時間を要しました。

あれから3年がたちました。
改めまして、お亡くなりになられた皆様には、謹んで哀悼の意を表しますとともに、
被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

3年前、避難所になっていた月寒小学校(私の母校)に、夜10時過ぎに様子を見に行きました。
月寒小学校の体育館で一夜を過ごす方が90人ほど。
また、携帯電話の充電を希望する方、大型テレビに見入る方・・・。
校長先生、教頭先生、用務員の方、豊平区役所職員が、早朝より受け入れ準備などで頑張っていました。ご自宅のことが気になりながらの職務だったと思います。
今でも、体育館のあの蒸し暑さを記憶しています。

実は、月寒小学校の旧正門がこの地震で倒壊の危機にさらされました。
(同窓会や地域の方々の熱意により、翌年11月に補修作業が完了しました)
当時の様子は小竹のブログをご覧ください。

また、ご近所の一人暮らしのご高齢の方を訪ねてみると、「なんもなんも大丈夫さぁ」と言いつつ、私の手をずっと握りしめていたSさん。
余震と停電が続く中、家族と過ごしていても不安になるのに、一人暮らしではなおさらです。

市内の広い範囲で震度5弱以上の強い揺れで、東区の一部では震度6。
1923年の統計開始以来の初めての数値で、だれもが経験したことがない規模の地震でした。
東区東15丁目屯田通では道路陥没により通行止めの期間が長く続いたり、清田区里塚地区では地盤沈下や道路の陥没により水道管から大量の水が流れ出るなど大きな被害がでました。

現在、札幌市のHP上には、“平成30年北海道胆振東部地震から3年~震災を忘れない~”という特設ページが開設されてます。

当時の地震の規模、被害状況の他、その後の復旧の状況、停電対策や耐震化等の市の取り組みなども紹介されています。
忘れてはならない記憶です。ぜひ、訪れてください。

いつどこで発生するかわからない災害。
さらに、現在は、新型コロナウイルス感染症のことも念頭におかないといけません。
各家庭で、もしも・・の時のことを話し合ってみてはいかがでしょうか。

使い古された言葉ですが、これほど的確に表現している言葉はないと思います。
「災害は忘れたころにやってくる」

札幌市防災アプリ(そなえ)   ダウンロードはこちらから。

洪水から身を守るために・・。

7月3日からの豪雨で熊本県南部をはじめ九州各地域に大きな被害がでております。
そして、8日には豪雨の範囲がさらに拡大し、岐阜県、長野県にも同じく警戒レベル5が発令されました。
日常みなれている河川が濁流となり、車や大木を流し、家に道路に畑にとその爪痕を残しました。
生活も思い出も奪い、そして、「命」も奪いました。

この度の豪雨により亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに
心よりお見舞いを申し上げます。
また、救助、復旧作業に取り組まれている方々の安全を祈念申し上げます。

親戚の方やお知り合いの方の状況を気にされている方も多いかと思います。

雨は徐々におさまってきてはいるようですが、地面は多くの水分を含んでおり、地盤は脆弱になっています。
雨があがっても、まだまだ油断はなりません。

市民の憩い場ともなっている豊平川

さて、さかのぼること、昭和56年8月。札幌市近辺ではひと月に2度の大洪水を経験しています。
当時の観測史上最大の降雨量を記録し、石狩川流域で大洪水を引き起こしました。
その2週間後にさらに台風15号により、豪雨が再び発生。豊平川は濁流と化しました。
札幌市では死者1人、負傷者1人。
家屋全半壊13戸、床上浸水1,942戸、床下浸水14,613戸 田畑冠水4,214ha 河川被害209箇所、道路被害159箇所、
その他公共施設被害463箇所といった被害記録が残っています。

札幌市では「洪水ハザードマップ」を作成し、市民の皆さまに配布しています。
お手元にありますか。
学校、勤務先のまわりはどうですか。
市のHPには市内各区のハザードマップをダウンロードできるようになっています。
今一度、家族の皆さまとご一緒にご確認ください。

4月16日、
全国に緊急事態宣言が出されました。

北海道を含め感染者数が多い茨城、石川、岐阜、愛知、京都の6道県は、既に緊急事態宣言が出されていた
7都道府県と同程度に蔓延が進んでいるため、重点的に対策を進める
「特定警戒都道府県」に定められました。

全国の新型コロナウィルス感染者は、
16日累計で10,000人を超え、この9日間で倍増したとのことです。 (死者は204人、クルーズ船乗船者13名含む)

心配されていた医療崩壊は、もう現実のものとなってしまいました。

都内では感染の疑いがある患者の救急搬送先として、
およそ110か所の医療機関から受け入れを断られたケースもあったとのことです。
心筋梗塞や脳梗塞、大動脈破裂など他にも緊急手術が必要な疾患は搬送に時間がかかるほど
命を救える可能性が低くなってしまいます。
救える命が救えない、或いは命の選別が行われる危惧が高まっているとのことです。

今、私たちができること―、
こんな時だから一人一人が、自らの行動を深く考え変容させることが必要だということへの
ご理解とご協力をお願いいたします。