REPORT活動レポート

カテゴリー: 活動報告

建設委員会・現地視察

o0640048012690926484

9月20日午後、札幌市議会建設委員会で、こばやし峠トンネル工事現場の視察に行ってきました。

現在進めている道道西野真駒内清田線(こばやし峠)道路整備事業では、トンネル工事に伴い搬出される土砂の一部に、土壌溶出量基準値を超える自然由来の重金属が含まれていることが確認されています。
この土砂については、その搬出先や保管先について、地元の方々から憂慮する意見がだされております。

掘削土砂取扱検討委員会において検討が重ねられた結果、適正処理指針【改訂版】が示され、本線トンネルから分岐させて掘削したトンネルに封じ込める(埋め戻す)ことになりました。
今回は、その分岐トンネル工事の進捗状況を視察してきました。

≪分岐トンネル≫
o0640048012690926486  

保護マット(不織布)、遮水シート、保護マット…と重ね合わせ、地中に漏出することがないように施工されています。

o0640048012690927125

非常に硬い岩盤で、一回の発破作業で進む距離は僅か1.5mとのこと。

 
このこばやし峠は急勾配・急カーブの連続で、交通事故も多く、特に冬期間の危険性については大変憂慮されていただけに、1日も早いトンネルの完成を地元の方々も待ち望んでいたかと思います。

土砂の問題で完成が1年延期、13億円の費用追加とはなりましたが、環境面での安全性も確保され、事業が進んでいることを確認してきました。

よりそいホットライン

t02200165_0640048012669234508[1]
【緊急報告】 ~シンポジウム参加報告~ 『育ちのシステムからしめ出される子どもたち ―子育て支援の現場から―』

「1億総中流」と言われた日本も今は昔…。
「格差社会」「貧困の連鎖」「子どもの貧困」と、育つ環境を選べない子どもたちにとって, 厳しい日本社会になっているのが現実です。

シンポジウムでは、劣悪な環境の中で育つ子どもたちの実態や、著しく養育能力が低いと言わざるを得ない親の問題、また、低収入で不安定な非正規雇用につきやすい就業構造の中で陥った貧困や、その連鎖から抜け出すことができにくい社会環境についてなど、データをもとに報告がありました。また、それら困難な子育ての現場に直面している方々がパネリストとなり、さまざまなお話をしてくださいました。

少しはわかっていたつもりでいましたが、現在の状況は更に厳しく、現実に起こっていることとは思いたくないようなお話もありました。
国や行政という社会的枠組みから考えることは、もちろん、必要ですが、大上段に構えることなく身近で普段着のままで関わっていくことの大切さ、声をかける勇気、繋がりを維持していく働きかけなど、小さい支援の形もあるのではとも考えました。

たとえば、その一つが、『よりそいホットライン』(24時間通話料無料)  
この分野で長く研究されている北大院生の市原さんからご紹介がありました。

t02200144_0636041512673490348[1]t02200165_0640048012673490388[1]

一期生として、特別委員会において積極的に質問

委員会にいたるまで、地域の皆さまからご意見を伺い、自ら足をはこび、調査し、
時間をかけて質問づくりをしています。

DSCF4290

DSCF4273

DSCF4286