REPORT活動レポート

カテゴリー: 活動報告

新型コロナウイルス対策に関する更なる緊急要請

 5月22日、自民党札連と自民党議員会は札幌市に対し「新型コロナウイルス対策に関する更なる緊急要請」を行いました。 → 「新型コロナウイルス対策に関する更なる緊急要請」全文

すでに、3月19日に「第一弾新型コロナ関連要望」を提出。議会でも質疑討論で訴えてきました。
しかし、事態は日々深刻化し、4月16日には全国緊急事態宣言がだされ、北海道と札幌市には「第二波」がきました。
企業も商店も休業、もしくはそれに近い状態に追い込まれ、子どもたちは新学期になっても家で過ごす日々が続いています。

この度は市内の経済団体をはじめ、医療、福祉、教育関係など12団体から第二弾緊急要望を受け、市民生活の不安解消のための医療体制の充実と新しい生活様式の推進、感染収束後の経済の回復に向けた新型コロナウイルス対策を迅速に充実・強化するよう、要請しました。

また長引く学校休業は、家庭と子どもたちにさまざまな影響を及ぼし、特に子どもたちは外出や運動が自由にできないこと、また友達に会えない、一緒に遊べない、勉強の遅れが心配…でもコロナも恐い…などさまざまなストレスを抱えているかもしれません。学校が再開したときにはまず心身両面でのケアと長引く休校中に乱れた生活リズムを取り戻し徐々に日常に戻る取組を進めていくことが望まれます。また、このような緊急事態や自然災害の時などにも対応できるよう教育のICT化~『オンライン授業』が急がれるところですが、この度の緊急事態により露呈した日本全体のICT化の遅れは残念なことに学校教育の現場においても然りです。学校自体のインターネット環境も不十分な上に、Wi-Fi環境のない家庭にタブレットやルーターを貸出ししたくとも予算は付いているのに機材の調達の見通しが立たない現状で進めたくとも立ち止まらざるを得ない状況でもあります。子どもたちの学びを止めない、学ぶ権利を保障するためにも、face-to-faceでの授業〜実践とICTとのベストミックスを目指す#GIGAスクール構想 を推進していかなければなりません。今は程遠い状況ですが、私たちもまた共に取り組み、手元に引き寄せるよう頑張って参ります。

5月25日で北海道も緊急事態宣言が解除されるようですが、札幌市の事態はまだまだ安心できる状態ではありません。
まずは、引き続き、手洗い、うがい、三密の回避などこれまでの新しい生活様式を取り入れつつ、外出に際してはその重要度を考慮しながら、これからの時代を乗り越えてまいりましょう。

 

 

月寒小学校 旧門 修復工事完了までの道のり

昨年の胆振東部地震で一部倒壊した月寒小学校の旧門。
たくさんの方々のご支援のおかげで修復工事が完了して、12月9日月曜日に「お披露目式」が行われました。

"写真は右から、

写真は右から 山田同窓会会長(旧門を復旧する会会長)、札幌市教育委員会・永本学校施設担当部長, 小竹、西田豊平区長、月寒小学校児童会副会長(会長はインフルエンザで欠席)、小野寺校長先生

「とよひらふるさと再発見」に選定されています

旧門は大正14年、大久保レンガ工場で焼いたレンガを使用して作られました。
昭和47年、校舎が新築されるまでは正門として使われ、卒業生にとっては懐かしく、そして、地域にとってはシンボルでもありました。

月寒の産業の歴史を含め、ふるさと教育の観点から、昨年10月の決算特別委員会(教育委員会審査)において安全を重視した上で復元、再建すべきと要望。
施設部長には「直ちに撤去はしない。安全性を確保しながら今後を検討する」旨の答弁を取り付けました。

 

 

今年8月には『月寒小学校の旧門を復旧する会』が設立され、地域の内外によびかけが始まりました。
そして、あの質問から1年後の今年10月、修復工事が始まりました。

ここに至るまでは、同窓生はじめ、地域の方々、月寒中央商店街、月寒小卒業生で北大名誉教授の角先生、
レンガ職人の吉田さん、鳴海社長はじめ工事関係者の皆さまなど多くの方々の熱い思いがありました。
「よくぞ残っていてくれた。校舎改築の時に工事の邪魔になるからと普通は壊してしまうはず、それを…」
壊れたレンガを愛おしそうに見つめていらっしゃった角先生と吉田さん。
札幌市内でも旧校舎時代の門が残っているのは、大通高校と月寒小学校しかないとのこと。
この旧門が地域の歴史と文化財の意義を後世に伝えてくれるでしょう。

一部倒壊から復旧まではブログでごらんください。
▶ 2018年
9月13日 月寒小学校 旧正門倒壊の危機
11月14日 月寒小学校 地震で損壊した旧門のその後
▶2019年
7月 6日   月寒小学校旧門復旧について
8月18日 「月寒小学校旧門を復旧する会」設立総会のお知らせ
9月22日 「月寒小学校旧門を復旧する会」設立のご報告とご寄附のお願い
11月 3日 月寒小学校の旧門を復旧する工事が始まりました!
12月 6日 お待たせしました!月寒小学校旧門お披露目式のご案内
12月 9日 月寒小学校 復旧した旧門のお披露目式

 

緊急要望書 

市内の2歳女児が衰弱死し、母親とその交際相手が傷害容疑で逮捕された事件を受け、
所属会派の札幌市議会自民党議員会は秋元市長に要望書を6月11日に提出しました。
この「緊急要望」では、実態解明はもとより、人員体制の強化、専門性の向上、地域
や関係機関との連携強化ついての早急な改善策を講じるよう強く求めました。

昨今、児童虐待はきわめて深刻な社会問題となっており、平成29年度には年間13万件を超えて
います。札幌市でも平成25年度からの5年間で児童虐待として通告を受け付けた件数は1,5倍に増えています。

平成27年7月1日から、               
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」という覚えやすい3桁の番号になり、すぐに匿名での通告や子育ての相談ができるようになりました。もちろん、内容は秘密厳守です。
(その翌日には、自民党女性局が全国一斉に啓発活動を行い、札幌市では赤レンガテラス前で呼びかけました。→こちら

今回も地域住民からの通告はありましたが、そこからの動きが止まってしまいました。
これでは救えるはずの命も救えなくなります。
母親も子どもも地域とつながり、切れ目のない支援を受けられる体制づくりが求められていると
ともに、それらの情報がすべての親に届くことが必要です。
幾度となく、児童相談体制の整備・強化の重要性について議会では指摘がなされてきましたが、
もう、待ったなしです。